アラニンアミノ基転移酵素とは
アラニンアミノ基転移酵素とは、グルタミン酸とアスパラギン酸をオキサロ酢酸とαケトグルタル酸に相互変換する酵素です。ASTやGOTとも呼ばれます。
アラニンアミノ基転移酵素の診断項目とポイント
血液検査における「アラニンアミノ基転移酵素」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。
アラニンアミノ基転移酵素の基準値(成人)
基準値(男性) | 4〜36 |
基準値(女性) | 4〜36 |
単位 | IU/L |
アラニンアミノ基転移酵素による診断ポイント
ALT(GPT):アラニンアミノ基転移酵素は、人体のほとんどの組織に含有されており、特に肝細胞への分布が多くなっています。そのため、肝機能障害の指標として利用されます。ASTと一緒に検査される場合がほとんどです。
アラニンアミノ基転移酵素の異常により疑うべき病気・原因
以下は、アラニンアミノ基転移酵素の異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。
・各種臓機能障害
数値が高いほど、肝臓疾患が重いことを示してます。ただし、肝臓がん、肝硬変などが進行している場合は数値があまり上昇しないこともあるので注意が必要です。