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CEA / 腫瘍マーカー(癌検査)

CEAとは、腫瘍マーカーの一つです。通常は胎児の消化器細胞にだけみられるたんぱく質ですが、がん細胞が増殖している組織内でも作り出されます。消化器系の癌の腫瘍マーカー検査として広く利用されます。

CEA(腫瘍マーカー)の診断項目とポイント

血液検査における「CEA(腫瘍マーカー)」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

CEA(腫瘍マーカー)の基準値(成人)

基準値(男性) 〜5.0
基準値(女性) 〜5.0
単位 ng/ml

 

CEA(腫瘍マーカー)による診断ポイント

CEAについては、健康な方でも約3%程度のかたは基準値をこえる数値がでることもあるそうです。ちなみに、健常者でCEAの値が大きい人は長期喫煙者であることが多いです。(禁煙

癌が進行するほど値は大きくなります。基準の倍では癌の疑いは濃厚となります。

 

CEA(腫瘍マーカー)の異常により疑うべき病気・原因

主に消化器系の癌でひろく陽性反応を示しますが、この検査だけで正確な部位を特定することはできません。

異常値である場合には身体のどこかに癌がある可能性が高いため、血液検査以外にもCTなどの検査を実施します。CEAによる異常値反応は進行性のがんでは時間がたつほど異常値が大きくなるため、再検査を実施して数値がどう変動しているのかもチェックされます。

また、抗がん剤や癌の切除手術などによって癌が小さくなった場合にはCEAの値も小さくなるので、治療の経過観察としても活用されます。逆に、再上昇するような場合には、再検査を行う必要があります。