病気ガイド
狭心症とは?健康診断で関連する検査項目と受診の目安
狭心症は、心臓の筋肉に必要な血流が一時的に不足することで、胸の痛みや圧迫感などが出ることがある病気です。健康診断では直接診断できませんが、心電図、血圧、脂質、血糖などが確認のきっかけになります。
このページの要点
- 胸痛や胸の圧迫感がある場合、健診結果が軽く見えても医療機関で相談します。
- LDLコレステロール、血圧、血糖、喫煙歴などは動脈硬化リスクとして確認されます。
- 症状が強い、長く続く、冷汗や息苦しさを伴う場合は早めの受診が必要です。
病気の概要
狭心症は、冠動脈の狭窄やけいれんなどにより心筋への血流が一時的に不足して起こることがあります。労作時に症状が出る場合もあれば、安静時に起こる場合もあります。
確認しておきたいこと: 健康診断の結果は医師の診断ではありません。基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などにより異なります。
主な症状
- 胸の痛み、締めつけられる感じ、圧迫感、左肩や腕、あごへの違和感として感じることがあります。
- 息切れ、冷汗、吐き気、動悸を伴うこともあります。
- 症状の感じ方には個人差があり、糖尿病などがある方では典型的でないこともあります。
健康診断で関連しやすい検査項目
原因・リスク要因として考えられること
- 高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙、肥満、運動不足、家族歴、加齢などが関連することがあります。
- 胸痛の原因は心臓以外にもあるため、自己判断で決めつけないことが大切です。
検査・診断の流れ
医療機関では、症状の出方、心電図、血液検査、心エコー、CT、冠動脈検査などを組み合わせて確認されることがあります。健診結果と症状メモを持参すると説明しやすくなります。
治療・管理の一般的な考え方
生活習慣の見直し、薬物療法、カテーテル治療などが検討される場合があります。治療方針は症状や検査結果によって異なるため、医師と確認してください。
生活習慣で見直したいこと
- 禁煙、血圧・脂質・血糖の管理、適度な運動、食事内容の見直しが候補になります。
- 胸痛がある場合は、運動を自己判断で増やす前に医療機関で相談しましょう。
受診を検討したいケース
- 胸の痛みや圧迫感がある
- 症状が運動時に出る、または安静時にも出る
- 冷汗、息苦しさ、吐き気、失神を伴う
- 健診で心電図異常、脂質異常、高血圧、糖代謝異常を指摘された
よくある質問
健康診断の結果をどう確認しますか?
健康診断の結果は診断そのものではありません。基準値から外れていても一時的な変動や測定条件の影響がある一方、症状や既往歴によっては早めの確認が必要なこともあります。結果表の指示や医師の説明を確認しましょう。
基準値内なら安心してよいですか?
基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。基準値内でも、前年から大きく変わった場合や気になる症状がある場合は医療機関で相談してください。
胸痛が短時間でおさまれば様子を見てよいですか?
短時間でおさまっても、繰り返す場合や運動時に出る場合は医療機関で相談してください。強い痛みや冷汗、息苦しさを伴う場合は早急な対応が必要なことがあります。
参考・出典
- 厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」(参照日: 2026-07-02)
- 厚生労働省「健診結果とその他必要な情報の提供(フィードバック文例集)」(参照日: 2026-07-02)
- 日本動脈硬化学会「一般の皆様へ 健康な生活のために」(参照日: 2026-07-02)
医療情報に関する注意
このページは一般的な健康情報を提供するもので、診断、治療、服薬指示の代替ではありません。気になる症状がある場合や、結果表で再検査・精密検査を案内された場合は、医療機関へ相談してください。