検査項目の概要

体内のカルシウムの多くは骨や歯にありますが、血液中にも一部が存在し、神経・筋肉・心臓・血管などの働きに関わります。

何を調べる検査か

副甲状腺の働き、腎機能、骨代謝、ビタミンD、アルブミン、薬剤やサプリメントの影響を考える材料になります。

基準値の目安

一般に 8.5〜10.5 mg/dL 程度を目安にする施設があります。アルブミン値によって補正して考えることがあります。

基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。結果表の基準範囲と医師の説明を優先してください。

高い場合に考えられること

  • 副甲状腺機能亢進症、腎機能、骨の病気、ビタミンDやカルシウム製剤、悪性腫瘍などと関連することがあります。
  • のどの渇き、尿が多い、便秘、腹痛、意識の変化などがある場合は医療機関で確認しましょう。

低い場合に考えられること

  • 低アルブミン、ビタミンD不足、副甲状腺機能低下、腎機能、膵炎、マグネシウムなどと関連することがあります。
  • しびれ、筋けいれん、脈の乱れがある場合は早めに相談しましょう。

関連する病気

関連する検査項目

結果の組み合わせから確認したいこと

電解質や鉄代謝の数値は、単独で病名や治療方針を決めるものではありません。症状、服薬、腎機能、血算、過去の推移と組み合わせて確認します。

結果・症状の組み合わせ確認したいこと相談時の注意点
ナトリウム・カリウム・クロールが同時に外れている 脱水、水分の取りすぎ、嘔吐・下痢、腎機能、血糖、利尿薬などを確認します。 水分や塩分を自己判断で極端に調整せず、意識の変化、けいれん、強い脱力がある場合は早めに相談します。
カリウム異常に心電図異常・動悸・腎機能低下がある 心電図、クレアチニン、eGFR、服薬、サプリメント、採血時の溶血の可能性を確認します。 降圧薬、利尿薬、カリウム製剤、サプリメントを自己判断で開始・中止しないようにします。
カルシウム・リンが外れ、腎機能や骨の症状も気になる アルブミン、腎機能、ビタミンD、副甲状腺ホルモン、骨密度、薬やサプリの使用を確認します。 血液値だけで骨粗鬆症、腎臓病、悪性腫瘍などを断定せず、必要な追加検査を確認します。
血清鉄・UIBCとHb・MCV・フェリチンが外れている 鉄欠乏、出血、月経量、便潜血、慢性炎症、肝機能、鉄剤やサプリの使用を確認します。 鉄剤やサプリを自己判断で始める前に、鉄不足か鉄過剰か、貧血の背景を医療機関で確認します。

生活習慣で見直したいこと

カルシウムやビタミンDのサプリメント、骨粗鬆症の薬、腎臓病の治療薬を使用している場合は、結果表と一緒に医療機関へ伝えましょう。

医療機関に相談したいケース

  • カルシウムが高値または低値で、症状がある場合。
  • 腎機能、リン、アルブミン、副甲状腺関連の検査も異常を指摘された場合。
  • サプリメントや薬を使っていて数値の意味が気になる場合。

よくある質問

血液カルシウムと骨の状態はどう確認しますか?

血液カルシウムだけでは骨量はわかりません。骨の状態は骨密度検査などで確認します。

サプリメントを使う前に何を確認しますか?

過剰摂取が問題になることもあります。腎臓病や薬の使用がある場合は特に、医療機関へ確認しましょう。

参考・出典

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医療情報に関する注意

このページは、健康診断や血液検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は医療機関へ相談してください。