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ナトリウムとは

血中の陽イオンのおよそ90%以上を占める。体内の水分補助や浸透圧調整を行います。血液検査では体液水分量の平衡状態を検査します。

ナトリウムの診断項目とポイント

血液検査における「ナトリウム」の基準値や、基準値を超える(不足する)場合に疑うべき病気や治療法・改善方法などを解説します。

ナトリウムの基準値(成人)

基準値(男性) 135〜150
基準値(女性) 135〜150
単位 mEq/l

 

ナトリウムによる診断ポイント

血液検査においてナトリウムがチェックされるのは蹴り、嘔吐、浮腫など水代謝異常が認められる場合に行われます。

 

ナトリウムの異常により疑うべき病気・原因

以下は、ナトリウムの異常により疑う事ができる病気や原因です。ただし、以下に示した病気はあくまでも一例です。異常値であったからといって、すぐに病気というわけではありません。また、他の要因と連動して初めて病気として診断されるケースもありますので、ご注意ください。

高値の場合
・嘔吐
・下痢
高カルシウム血症
クッシング症候群

低値の場合
腎不全
ネフローゼ症候群
肝硬変
妊娠中毒症
・利尿剤などを服用した場合。