検査項目の概要
血液中のたんぱく質には、肝臓で作られるアルブミンや、免疫に関わるグロブリンなどがあります。総たんぱくはそれらをまとめて見た値で、健康診断では肝機能や腎機能、全身状態の確認材料になります。
何を調べる検査か
総たんぱくは、体内の水分状態、肝臓でのたんぱく合成、腎臓や消化管からのたんぱく喪失、炎症や免疫反応などを考える入口になります。
基準値の目安
一般に 6.5〜8.0 g/dL 程度を目安にする施設があります。ただし、基準範囲は検査機関、測定方法、年齢、性別、体格、採血時の状態で異なります。
基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などで異なります。結果表の基準範囲と医師の説明を優先してください。
高い場合に考えられること
- 脱水などで血液が濃縮している場合に高めに出ることがあります。
- 慢性炎症、感染症、自己免疫疾患、免疫グロブリンが増える病気などと関連することがあります。
- 総たんぱくのみで原因を決めず、アルブミン、A/G比、CRP、血算などとあわせて確認します。
低い場合に考えられること
- 肝臓でのたんぱく合成低下、腎臓からのたんぱく喪失、消化管からの喪失、栄養状態などと関連することがあります。
- 尿蛋白、アルブミン、AST、ALT、γ-GTP、BUN、クレアチニン、eGFRなどの結果も確認します。
関連する病気
関連する検査項目
結果の組み合わせから確認したいこと
| 結果の組み合わせ | 一緒に確認したい項目 | 自己判断を避けたいこと |
|---|---|---|
| 総たんぱく・アルブミンが低い | 尿蛋白、肝機能、腎機能、むくみ、体重変化、栄養状態、炎症反応 | 低栄養だけと決めつけず、肝臓・腎臓・消化管からの喪失などを医療機関で確認します。 |
| 総ビリルビン・直接ビリルビンが高い | AST、ALT、ALP、γ-GTP、尿の色、便の色、黄疸、腹痛、発熱 | 黄疸や右上腹部痛、発熱がある場合は、結果だけで様子見せず早めに相談します。 |
| ALPとγ-GTP・ビリルビンが一緒に高い | 胆道系、肝機能、腹部超音波、腹痛、服薬、飲酒、過去推移 | 胆道系や肝臓の確認が必要になることがあるため、検査値だけで原因を断定しません。 |
| アミラーゼが高く腹痛や吐き気がある | リパーゼ、肝胆道系項目、胆石、飲酒、腎機能、腹部画像検査 | 急性膵炎などの可能性も含め、強い症状がある場合は早めに医療機関へ相談します。 |
生活習慣で見直したいこと
食事量の極端な偏り、飲酒、体重変化、むくみ、持病、服薬を整理しておくと、医療機関で相談しやすくなります。健康診断の結果をきっかけに食事や生活リズムを見直したい場合は、日常の健康習慣情報も参考になります。
毎日の健康習慣を見直したい方へ
食事・睡眠・運動など生活改善の入口として、BeautyLifehackも参考になります。
BeautyLifehackで生活改善情報を見る医療機関に相談したいケース
- 総たんぱくが基準範囲から外れ、アルブミン、尿蛋白、肝機能、腎機能にも異常がある場合。
- むくみ、体重減少、強い疲労感、食欲低下などの症状がある場合。
- 過去の健診と比べて大きく変化している場合。
よくある質問
総たんぱくが低いと栄養不足ですか?
栄養状態が関係することはありますが、それだけで決められません。肝臓、腎臓、尿蛋白、炎症などもあわせて確認します。
アルブミンとの違いは何ですか?
総たんぱくは血液中のたんぱく質全体、アルブミンはそのうち代表的なたんぱく質の一つです。両方のバランスを見ることがあります。
参考・出典
- MedlinePlus「Comprehensive Metabolic Panel」(参照日: 2026-07-02)
- MedlinePlus「Liver Function Tests」(参照日: 2026-07-02)
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医療情報に関する注意
このページは、健康診断や血液検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は医療機関へ相談してください。