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定期健康診断の検査項目について

定期健康診断は、法定健康診断と呼ばれるように、法律により受診する検査項目が定められています。従来は身長などの身体的な診断が主でしたが、近年ではこれに生活習慣病関連の診断項目も追加され充実しています。

定期健康診断の検査項目一覧

以下の項目が基本的な定期健康診断における検査項目とされています。なお、年齢や職務内容により追加して検査が定められている項目についてはその旨記載しています。
定期健康診断の検査項目は平成20年に変更されました。平成20年改正における内容は「太字」で表現しています。

  1. 既往歴及び業務歴の調査、喫煙歴、服薬歴などの調査
  2. 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
  3. 身長(※1)、体重、視力及び聴力、腹囲(※2)の検査
  4. 胸部エックス線検査及び喀痰検査(※3)
  5. 血圧の測定
  6. 貧血検査 (赤血球数・血色素量)
  7. 肝機能検査(GOT(AST)GPT(ALT)γ-GTP
  8. 血中脂質検査(総コレステロール(旧)LDLコレステロール(新)HDLコレステロールトリグリセリド(中性脂肪)
  9. 血糖値
  10. 心電図検査(安静時心電図検査)
  11. 尿検査(尿中の糖※4及び蚤白の有無の検査)→検査が必須化

※1:身長:20歳以上の者について身長は測定省略が可能
※2:40歳未満のもの、妊婦、BMIが20未満のものなどは医師の判断で省略可能
※3:喀痰検査:胸部エックス線検査で病変が確認できない場合は省略が可能
※4:尿中の糖:血糖検査を実施する場合は省略が可能検査が必須になりました
6〜10の項目については、40歳未満(35歳は除く)の者は省略が可能

なお、省略は過去の健診結果や自覚症状及び他覚症状の有無などを元に医師(産業医)が判断します。