血糖検査でわかること

血糖検査は、体が糖をどのように利用しているかを確認する入口です。健康診断では、糖尿病や糖尿病予備群、メタボリックシンドローム、脂質異常、血圧高値、脂肪肝などとあわせて確認されることがあります。

ただし、健康診断は診断を確定する場ではありません。採血条件、直前の食事、体調、服薬、妊娠、貧血や腎機能などで結果の解釈が変わるため、結果表の判定と医師の説明を優先します。

血糖検査で確認する主な項目

判定値の目安

健康診断では、保健指導や受診勧奨の目安として判定値が使われます。基準値は検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴、妊娠、治療中かどうかなどで異なるため、結果表に記載された基準範囲を確認してください。

項目保健指導判定値の目安受診勧奨判定値の目安確認したいこと
空腹時血糖100 mg/dL以上126 mg/dL以上採血前の食事時間、HbA1c、尿糖、過去の結果。
随時血糖100 mg/dL以上126 mg/dL以上食後何時間か、症状、再検査の要否。
HbA1c5.6%以上6.5%以上血糖値、貧血や血液の状態、治療中かどうか。
尿糖陽性の場合は確認対象結果表の判定に従う血糖、HbA1c、腎性糖尿、妊娠、薬剤など。

注意: 上の値は厚生労働省「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」をもとにした目安です。糖尿病の診断基準や治療目標を示すものではありません。

血糖・HbA1c・尿糖の読み分け

組み合わせ考え方医療機関で確認したいこと
血糖が高く、HbA1cも高い採血時だけでなく、一定期間の血糖状態も高めだった可能性があります。再検査、糖尿病の有無、生活習慣、合併症リスク。
血糖が高く、HbA1cは高くない食後採血、体調、ストレス、薬剤などが関係することがあります。空腹時再検査、採血条件、必要に応じた追加検査。
HbA1cが高く、血糖は高くない過去の血糖状態、貧血や血液の状態、測定条件を確認します。血算、再検査、普段の食事や体重変化。
尿糖が陽性血糖が高い場合のほか、腎性糖尿、妊娠、薬剤などが関係することがあります。血糖、HbA1c、腎機能、尿蛋白、服薬状況。

血糖検査と一緒に見たい項目

関連する病気・状態

血糖検査は、次の病気や状態と関連して確認されることがあります。ただし、血糖値やHbA1cだけで病名を断定することはできません。

結果を見るときの注意

血糖値やHbA1cの判定値は、健診機関、検査方法、年齢、既往歴、治療中かどうかなどで解釈が変わります。結果表に要再検査・要精密検査とある場合は、放置せず医療機関や健診機関の説明を確認しましょう。

注意: 血糖値やHbA1cが高いことは糖尿病と関連することがありますが、健康診断の結果だけで診断はできません。

医療機関で確認したいケース

  • 空腹時血糖、随時血糖、HbA1cが受診勧奨判定値の目安を超えている。
  • 血糖値とHbA1cの両方が高い、または尿糖が陽性だった。
  • 口渇、多尿、体重減少、強い疲労感、目のかすみ、手足のしびれなど気になる症状がある。
  • 糖尿病、高血圧、脂質異常症、腎臓病、心血管疾患の既往や家族歴がある。
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある、糖尿病治療中、ステロイドなど血糖に影響する薬を使っている。

相談先に迷う場合は、健診機関の案内、かかりつけ医、内科、糖尿病内科、内分泌内科などで確認します。症状が強い場合は早めに医療機関へ相談してください。

毎日の健康習慣を見直したい方へ

血糖や脂質の結果をきっかけに、食事、睡眠、運動、間食、飲み物の選び方を見直すことも大切です。

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よくある質問

血糖値とHbA1cはどちらを見ればよいですか?

どちらか一方だけで判断せず、血糖値は採血時点、HbA1cは一定期間の血糖状態を反映しやすい項目として、結果表の判定や尿糖、症状、既往歴とあわせて確認します。

尿糖が陽性なら糖尿病と考えますか?

尿糖陽性は糖代謝の乱れと関連することがありますが、血糖値、HbA1c、腎機能、妊娠、薬剤などでも見方が変わります。結果だけで診断せず医療機関で確認してください。

再検査までに生活習慣を変えればよいですか?

食事、運動、睡眠、飲酒などを見直すきっかけにはなりますが、極端な制限や薬の調整を自己判断で行わないでください。再検査や受診の案内がある場合は結果表に沿って確認します。

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参考・出典

医療情報に関する注意

このページは、血糖検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果がある場合は医療機関へ相談してください。