検査項目の概要
白血球は、体を感染や異物から守る免疫に関わる血球です。白血球数は血液中の白血球の総数を確認する検査で、健康診断では血球算定の一部として測定されることがあります。
何を調べる検査か
感染、炎症、自己免疫、骨髄の状態、薬剤の影響などを考える入口になります。必要に応じて白血球分画、CRP、画像検査、尿検査などと組み合わせます。
基準値の目安
一般に 3,500〜9,200/μL 程度を目安にする施設がありますが、基準範囲は検査機関や測定方法で異なります。
基準値は医療機関、検査機関、測定方法、年齢、性別、既往歴などによって異なります。結果表に記載された基準範囲と医師の説明を優先してください。
高い場合・多い場合に考えられること
- 感染症、炎症、アレルギー反応、喫煙、強いストレス、薬剤の影響などで高くなることがあります。
- 血液疾患と関連する場合もありますが、白血球数だけで判断することはできません。
低い場合・少ない場合に考えられること
- 一部のウイルス感染、薬剤、自己免疫疾患、骨髄の病気などと関連することがあります。
- 体質的に低めの人もいるため、過去の推移や症状をあわせて確認します。
関連する病気
関連する検査項目
結果の組み合わせから確認したいこと
血算の異常は、単独の数値だけで病名を判断できません。赤血球系、白血球系、血小板、炎症反応、鉄代謝、症状を組み合わせて確認します。
| 健診結果・症状の組み合わせ | 整理したい情報 | 医療機関で確認したいこと |
|---|---|---|
| Hb・赤血球・Htが低く、MCVも低い | 鉄欠乏性貧血、出血、月経量、便潜血、フェリチン、血清鉄を確認します。 | 鉄剤やサプリを自己判断で始める前に、出血や背景疾患の確認が必要か相談します。 |
| 白血球数・白血球分画・CRPが高い | 発熱、痛みの部位、咳、尿症状、薬剤、画像検査、過去値を整理します。 | 白血球数だけで感染症や血液疾患と決めず、症状と追加検査をあわせて確認します。 |
| 血小板が少なく、あざ・鼻血・血尿がある | 服薬、肝機能、白血球・赤血球、脾腫、出血症状、尿潜血・便潜血を確認します。 | 抗血小板薬・抗凝固薬を自己判断で中止せず、出血症状の程度を早めに相談します。 |
| 網赤血球が高く、ビリルビンやLDHも高い | 溶血、出血後の反応、黄疸、尿色、LDH、総ビリルビン、肝機能を整理します。 | 溶血性貧血や肝胆道系の病気を自己判断せず、血液内科・内科で確認します。 |
医療機関に相談したいケース
- 白血球数が大きく外れ、再検査や精密検査の指示がある場合。
- 発熱、強い痛み、息苦しさ、出血しやすさなどの症状がある場合。
- 過去の結果と比べて急に増えた、または急に減った場合。
症状が強い場合や急な変化がある場合は、健康診断の再検査日を待たずに医療機関へ相談してください。
よくある質問
白血球数が高いときは何を確認しますか?
感染症と関連することはありますが、炎症、薬剤、喫煙、ストレスなどでも変動します。症状やCRP、白血球分画とあわせて確認します。
白血球数が低いと免疫が弱いということですか?
低値の意味は原因や程度によって異なります。症状、服薬、過去の推移を医療機関で確認しましょう。
参考・出典
- MedlinePlus「Complete Blood Count (CBC)」(参照日: 2026-07-02)
- MedlinePlus「Blood Differential」(参照日: 2026-07-02)
医療情報に関する注意
このページは、健康診断や血液検査に関する一般的な情報です。診断、治療、服薬変更、受診不要の判断を行うものではありません。気になる結果や症状がある場合は、医療機関へ相談してください。